音楽雑感
THE GROOVY 90'S~90年代日本のロック/ポップ名盤ガイド
- 出版社/メーカー: ミュージックマガジン
- 発売日: 2010/02/19
- メディア: 雑誌
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我がバイブル、キリンジ/ペーパードライヴァーズミュージックと空気公団/くうきこうだんがともに1ページ扱いだったのでそれだけで言う事はない!
なんとyes, mama ok?、シンバルズ、シトロバル、ロッキーチャック、この人脈がなんとスルー。
コアレコードにしても空気公団の他には割とメジャーなのにHARCOさえいなかった気がする、と思ったら普通にあのあたりは2000年代入るのか。
というか自分の一番入れ込んだシーンって要は98年以降なわけで、90年代のディスクガイドとしては98、99だけ取り出して象徴的には扱われないのは当然である。
まぁ誰が読んだって自分の趣味的にあぶれるとこが出るのはよくある話である。
とにかくこの本は90年代浅く広くだったのであまりグッとこないのもやむなし、買いはしなかった。
にしてもイエママは載せよう。
あぁそれにしてもいくら音楽聴いてiTunesライブラリが膨大になっても全然掴めた気がしないですよね。
俺全然聴いてねえじゃん、と。実際最近聴けてない。
具体的にいうと、何好きなの?って聞かれて困る問題。もしくはゼロから説明しろ、って言われても難しい問題。
まして記憶力弱い、就活で鬱がちで意識が遠のいている昨今、どんどん体系的に音楽をとらえる想像力が希薄になっている。
面接とかで何が好きか聞かれても確信を持って言えないおそれ。
結局リアルタイムの人に勝てない。
生まれる時代を間違えたのに誰もフォローしてくれない。
70年代から趣味を仕事にして謳歌してた音楽業界人の既得権益感ヤバイ。
あーまじで高校、大学の前半で手に職をつけておくべきだった。間に合わない。
創造力ゼロ。
南波志帆のワンマン行くかなー、バンドならいいんだが…
そういえば三枝成彰ズ忠臣蔵を観ながら思ったけどポップス的コードが割とギリギリ許されるならジャズ、ソウルとオペラの融合って無理なんかなーと。
と思って検索したら両者とも微妙ーにあるみたいね。
あっベース教則本で有名な子安フミさんの足あとがついてる…
ベーシストの基礎知識?だかは目下ネルフに招集されているid:parakeets君に無期限貸与中である。
イェーイ見てるー?帰ってくる頃にはきれいなジャイアンばりのオーラを漲らせているのだろうか…。
思いついたんだけど彼の一人バンド名義、インコグニートならぬインコニートってどうでしょうか。
キルミンずぅ20話
また神回かよ…っ!
しょっぱなの新登場の?サブ女の子キャラの可愛さ、贅沢にも今回のみ登場?のアキト君(進藤尚美!)のイケメンさ。
前から思ってたけどこのキャラデザ、アキト君みたいに目を小さくすると割とけいおんがちな印象。
そして普段とは毛色の違う漫画的デフォルメ演出の多用が素晴らしくて、スタッフ観たら今回は監督が絵コンテに噛んでたが、これは福田貴之さんとやらの趣向なのだろうか?
何より今回はリム(CV:しゅがぁ)回である!女の子の恋心の機微にノックアウト&タマオくんとのやり取りに微笑まざるを得ない!
ラストシーンやばいだろ…!
それにつけても今日初めて見かけたブシロードのCM。(いつもは「なのはがヴァイスシュヴァルツに参戦!」あーはいはい笑なんだけど)
ちょっと待って!この感じすごい良い!
この女の子!おい!!!
絶望同盟 / 十文字青
- 作者: 十文字青,ま@や
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2010/02/20
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特典のカードは那智先輩でした。本当にありがとうございました。
例によって名状しがたい読後感だ…何なんだろうこの魔力。
いやしかし、『ぷりるん。』に出会って以降追ってるけど、なんか日本文学史上の小さくも確かな、奇跡もとい奇妙な足跡?を目の当たりにしているような感触があるんだよなぁ…笑
これ読んで何か感じる、って人となら友達になれる気がしますね…。
相変わらずMA@YAさんいい仕事です。
ところでバーナムラボラトリーでまた新しい仕事していらっしゃる。でもなんかこのキャラデザ微妙に今までと毛色が違うな。
http://www.barnumlaboratory.com/
それよか最近MA@YAさんとparaokaさんが奇しくもtwitter始めてて嬉し驚き。
それと木羽ミキオは絶対CV:ゼーガペインのシマ生徒会長だって!
ついでに蓮井カオルは最近自分内で存在感放ってる悠木碧で脳内再生してました。
寺永求美ちゃんは是非主役級で再登場してほしい!
三枝成彰 オペラ「忠臣蔵」 外伝 on 2009/02/19
先日、
http://d.hatena.ne.jp/shimiyo1024/20100125#1264440372
で紹介した
http://t.pia.jp/feature/classic/csg/csg.html#story01
ですが、やっぱりこのただならないオーラで悪いはずが無い!と、初日に当日券でD席8000円はたいて行った。
結果…
やっぱり三枝さんすげー!やべー!
ああ…行ってよかった…。
席最上最後尾中央あたりで、むしろ両隣も空いてたのでゆったりと全体見据える感じで観られた。(奇しくも先日行ったハルヒ消失もこのポジションだったな)
幸い視力に自信があるのでまったく問題ないのに加え、双眼鏡持参で役者、オーケストラまじまじ見てました。
脇に字幕出るのもうれしい。
そして肝心の音楽ですが、クラシック音痴ましてオペラ疎いなんてもんじゃない私でも、さすが三枝サウンド、全然拒否反応なく、全編にわたり身を乗り出して観ざるをえなかった。
これがゼータのサントラと違和感なく聴けるんです!恋慕のアツさも相まって涙目必至。
もち古典的な和声や節回しを基礎にしてるんだけど、随所にポップスファンなら脳汁を分泌せざるを得ない現代的グッと来るサウンドが挟まれて、このバランス感覚が三枝さんなんだろうなぁと。
特に何度も繰り返される主題っぽいモチーフ(クラシックやオペラのフォーマットはわからん)の破壊力がやばい…めくるめく進行でディミニッシュでマイナー行くやつ!ああ!
しょっぱなのティンパニ乱打の時点でうわーこれよこれ!ってなったし、随所のソプラノサックス、フルートの良い仕事ぶりったら。
ラストは案外あっさりで、もっとグッと来るコードで大々的に泣かせにこないかな、とも期待するところはあったけど、これがギリギリの線なんだろうな。
舞台演出もたまらず。
スクリーンの使い方、雪と足あとが残る様、レーザーのように降る雨の描写、投影される花火の美しさ、超高精細。
あーもう俺も死んでも構わんなーと思いましたね。
ほんとイデオンのすぎやま先生、マクロスのハネケン先生ともども本当にありがとうございました。
残る公演は明日14時からのだけ!皆さんも行きましょう。
ラブプラスのキャラソンがすごい
ラブプラスはやってません!が、今日キャラソンの存在を知って聴いてみたらこれはすごいぞ!
二曲×三人で六曲、揃いも揃ってお行儀のいいポップス文法に則っててウェルメイドこの上なし。
今日これ繰り返し聴いてこれ書くまで数時間費やしてますね。
アコギでジャカジャカ弾きたくなりますこれは。
ところでid:parakeetsに貸してて先日返してもらった、モーリスMD201N(氏によると評価高し)という、10年前近く兄が買った我が家唯一のアコギを触ったらなんか鳴りがようなった気がする。
ポイント押さえて感想。
一番好きだったんは姉ヶ崎寧々さんの二曲!とりわけ後者!
・虹に願いを
AメロのIV I/III
BメロのIV V/IV
この2パターン知ってるだけでかなり幅広がるよね。
でサビはコンファメーション!
とこのシンコペーション感。VIm7からVm7へ半音で下がるの昔っから大好き。(コードちゃんと勉強する前から、これだけは本当に印象的に思ってた)
特にサビ後半はユーミン「ひこうき雲」と同じくVm7で11thに上り詰めるのがいい。
・あなたの魔法
エレピ有り!
Aメロで一瞬挟まれるI7の♭13の音!
Bメロ後半のII7/#IV IIm7/IV I/III VIm7 これは秀逸ね!
ベースが#IVからIVのパターンは皆さん色々覚えておきましょう。他に#IVm7-5(これはIVm7にも綺麗に繋がる)、#IV7-5(Feel like makin' love)はもちろんとして#IV7(Valdez in the countryってこれだよね)、#IVm7(これは確かな例はない)。
ここでもI/IIIあります。
そしてサビ前の
♭VIIM7 からベースV、III7の流れで裏解決のDメジャーキーへ!最高。
前半はカノン。
でサビ後半はIVM7 III7(良いテンション鳴ってます)にチェンジなのがまた最高。
そして間奏フルートソロ!神!
部分転調も良い。キリンジ兄っぽくもある。
次、愛花さん。
・愛おしい気持ち
こちらは比較的シンプル。
やはり裏解決キーへの転調、綺麗な戻りっぷり。
あとは#IVm7-5使ってますね。
間奏、ラストのソプラノ、ピアノが美しい。
・世界で一番あなたが好き
イントロFキーだがいきなりDキーに!
IV V VIの王道裏解決のあとの、
B♭M7 FM7 A♭M7 E♭M7!
これなんかすごい!普通ならば
B♭M7 E♭M7 A♭M7 D♭M7でいくと思う。
でサビはFキー。やはり転調処理がうまい。
サビもシンプルながらトリッキー。
間奏の♭VIIM7=IVM7を媒介にしたA♭キーへの部分転調。
そして短三度下のFキーに再びすんなり戻れてしまう。
最後、凛子さん。
・恋のメッセージ
これも比較的シンプル。
サビ前の♭VIIからドミナント
サビのVm7のメロディライン。
良いギターソロ。
・青空飛行
群を抜いてアッパー!良いオルガン。
イントロのI II7/#IV。II7はペダルベースでもいける。
メロのI Vm7 VIm7 IVもあんまり見ないね。結局Vm7からはIVM7、VI7、VIm7という選択肢。
↓Vm7からVI7にいけると初めて学んだのはこのミク曲。これすごい良いよ。
サビ前のIV→#IVm7-5。#IVdim7とどっち選ぶかって重要。
サビ終わりの♭III V7も良い引掛け。
いやもうこの6曲押さえれば良いポップスメーカーになれますんで是非皆さん勉強しましょうこれは。