三枝成彰 オペラ「忠臣蔵」 外伝 on 2009/02/19

先日、
http://d.hatena.ne.jp/shimiyo1024/20100125#1264440372
で紹介した
http://t.pia.jp/feature/classic/csg/csg.html#story01
ですが、やっぱりこのただならないオーラで悪いはずが無い!と、初日に当日券でD席8000円はたいて行った。
結果…
やっぱり三枝さんすげー!やべー!
ああ…行ってよかった…。
席最上最後尾中央あたりで、むしろ両隣も空いてたのでゆったりと全体見据える感じで観られた。(奇しくも先日行ったハルヒ消失もこのポジションだったな)
幸い視力に自信があるのでまったく問題ないのに加え、双眼鏡持参で役者、オーケストラまじまじ見てました。
脇に字幕出るのもうれしい。

そして肝心の音楽ですが、クラシック音痴ましてオペラ疎いなんてもんじゃない私でも、さすが三枝サウンド、全然拒否反応なく、全編にわたり身を乗り出して観ざるをえなかった。
これがゼータのサントラと違和感なく聴けるんです!恋慕のアツさも相まって涙目必至。
もち古典的な和声や節回しを基礎にしてるんだけど、随所にポップスファンなら脳汁を分泌せざるを得ない現代的グッと来るサウンドが挟まれて、このバランス感覚が三枝さんなんだろうなぁと。
特に何度も繰り返される主題っぽいモチーフ(クラシックやオペラのフォーマットはわからん)の破壊力がやばい…めくるめく進行でディミニッシュでマイナー行くやつ!ああ!
しょっぱなのティンパニ乱打の時点でうわーこれよこれ!ってなったし、随所のソプラノサックス、フルートの良い仕事ぶりったら。
ラストは案外あっさりで、もっとグッと来るコードで大々的に泣かせにこないかな、とも期待するところはあったけど、これがギリギリの線なんだろうな。
舞台演出もたまらず。
スクリーンの使い方、雪と足あとが残る様、レーザーのように降る雨の描写、投影される花火の美しさ、超高精細。
あーもう俺も死んでも構わんなーと思いましたね。


ほんとイデオンのすぎやま先生、マクロスハネケン先生ともども本当にありがとうございました。


残る公演は明日14時からのだけ!皆さんも行きましょう。