めざせポケモンマスター

の話が数日前に友人との席で出て、家に帰ってすぐさま聴いてからというものの本格的再評価の流れ!
当然これまでに数度思い返して聴くこともあったろうが、音楽的な受容ができる耳が出来上がった今、ようやっと正当な評価を下せるってもんです。



http://cgi41.plala.or.jp/POKEMON/history/page172.html
今回調べて初めて知ったけど、編曲:渡部チェル、コーラス編曲:ダンス☆マンこと藤沢秀樹、演奏に彼の率いるジャドーズ!とのことで道理でなぁ…と。やはり90年代末、音楽やら諸文化シーンのお茶の間におけるハイコンテクスト性が許容されてた時代の一つの極致がここにも、という感じ。
音色的には全編音場を埋めてるエレピ、Bメロの16分の裏で刻むオルガン、フルバージョンで初めて味わえるゴージャスなコーラス、熱いギターソロその他発見、聴きどころありすぎ。
繰り返し聴いてるとスカートの中の後のキャー!が叫び声じゃなくてなんかよくわからないSEに聴こえてくる不思議。
コード的にはこうも多彩な感情の起伏を一曲の中でよくも盛り込んでるなぁと。
Bメロ後半のベース半音下降んとこ、F#m7 Faug A/E B7/D#の美しさ、そしてB7だからこそつながる(こういうのどういう解釈だか忘れたけど)Bm7からC#m7 DM7 E7へと華麗に切り返して登りつめる感情。
そんでサビのEm7!最初聴き直した数回ここで脳汁がズビズビ止まらなかった!これを書いてる今は流石に慣れすぎてもう出なくなってしまったが…悲しい。このサビのメロディと相まったメロウさは何なんだ。最後のDM7 C#m7 Bm7 C#m7の早いコードチェンジ。
大サビの調性感あいまいにしながらもストレートなトライアドで魅せるF C G。


こちらも素晴らしい98年版。

前掲サイトによると美久月千晴神保彰、エリック宮城グループetcという面子!
やはりハイコンテクストである。

で、その後作られたというCHOKKAKUによる2001年版、cobaによる2002年版も聴いてみたらつまらなすぎてやばい。ので貼らない。やはりこの数年の間に決定的断絶があったと考えて然るべきでしょう。


関係ないけど同時に思い出したバーチャファイターのアニメのOP。
幼少時ほぼ積極的にアニメ観てなかったので印象深いの少ないのだがこれは妙に好きだったのだ。


作曲は残酷な天使のテーゼの人だった!
一方後期OPは全然覚えてなかったが、以前ササキトモコさん関連で知ったセガの社員シンガーの人か。好きではないが。
http://d.hatena.ne.jp/shimiyo1024/20090920