鍵盤サークル

昨晩新宿タワレコで見つけ即買いの二枚。


Urban Oasis

Urban Oasis

以前取り上げたJorge Dalto先生のこれ
(http://d.hatena.ne.jp/shimiyo1024/20090819)
が店頭に並んでいてCD再発されたのか!と思ったら6月に既に出てたようで、これは焦って買わずにレンタルであるかどうか調べてからでも良かったがまぁいいや。
ルーツのラテンとコンテンポラリーなフィーリングとのバランス感覚は今は当たり前にしてもなかなか稀有な存在だったのでは。
エレピの音作りがやはり時たまダサい方向に行っちゃってるのが残念だがそれにしても85年作にしては全然センスが良いです。
(もう一枚の80年代のソロは以前店頭視聴したらましてベタな感じで印象悪くまだ聴いておらずなんともいえない)
早世惜しまれます。


それよりこれです。
KEYBOARD CIRCLE / キーボード・サークル / 1976 | diskunion.net JAZZ ONLINE SHOP
以前Rhodesでようつべ検索していて(いつものことだが)知るも、動画も数えるほどしかないように情報が少なく、音源もすぐ手に入るのが無さそうで長らく放置していたRhodes弾きのRob Franken氏。


この盤はまさに先月再発されたらしく嬉しいかぎり。
バンド名もタイトルもジャケも僕に一発で手にとらせるだけの要素兼ね備えておりました。必然的出会い。
多くを語らないのが良いに決まってるんですよホント。
編成がドラムと、Robさん含む鍵盤二人で、もちRhodesをメイン使用、たまにクラビ、Hohner/SolinaのString Ensambleとベース担当のARP Odysseyでお互いにバックアップし合うというエレピ・アナログシンセ冥利に尽きる、最小限の編成それでいてまったく物足りなさを感じないグルーヴ。かつて聴いたことがないね。
個人的イメージでは一番好きな年である1976年(字面も良くない?)、そしてそれをタイトルに据えている、まったくもって俺に良しな盤!本当にありがとうございました。
ラジオ局でのスタジオライブらしいが録音も最高。音色から何から何まで自分好み。うわーうわー。
でフランケン氏も80年代に早世とな。哀悼。
トゥーツ翁との親交が伺えますが、今日始めて見つけたのがこれ。

なんかの劇伴のようだが素晴らしい・・・。
管弦meetsハーモニカ、加えてフランケン氏のローズとバイオリンソロもフィーチャーという70年代でしかありえん饗宴。
途中からの16ビート刻みの静謐かつしたたかなグルーヴ!