アーレント、コミケを語る

行って来ました3日目。
昨夏初めて、何の目当ても無く(ほんとに結局何も買わなかった、しかしこの一年で色々問題意識増えたものだ)行ってみて様子見そのものでしたけど今回はポジティブに。


10時頃駅着、炎天下、列に並び11時頃ようやく入場。(公式サイトの目安通りですな、前回は昼過ぎから行った)
真っ先にアニプレックスブース行ったけどセンコロールスタートブック売り切れ。きついわー。
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」のクリアファイル貰って心の埋め合わせ。
いや先日「今日もやられやく」の紹介で知ったけど、悔しいながらけいおん堀口作画ライクなキャラデザに動物的にグッと来ざるを得ず・・・。
ストーリー的にもこう素朴に奇をてらわず期待させるアニメっていいですね。やはりオリジナルな作品からこそ異彩放つものが出てくるんじゃないでしょうか。
マクロスFのみの印象だけど、吉野さんの構成力には疑問符であったので不安ではある・・・。
テレ東と組んでの新ブランド立ち上げ、とのことだけどノイタミナ然りこの潮流続いていくのかしら。


閑話休題
で東向かって、とりあえず東/宇野本抑える。数量限定フリーペーパー結構ギリだったみたい。
しばらくそのまま周辺回る。
間近で観る初ナマ東&宇野でも然りだったけど、普通に氷川竜介氏も座って自分の本売ってたりして非常にシュールな感覚に襲われる。
(その後再び企業ブース行ったら(たぶん)濱野智史が誰かと一緒に歩いてるのを見かけて笑った)
次いで西回って、コンビニでおにぎり買って食べつつ、また一周ぐるっとアホみたいに嘗め回すように見回ってから、3時過ぎに帰路についた。
やっぱりクオリティ的にエロ同人、二次の三次化(=コス)の9割9分は食指伸びないっす・・・。実際買ってません!
僕がグッと来るのはほとんど一部の商業作家だけすねぇ。
エロはともかく、事前にチェックしてて買ったのは、新文学1&2と、尊敬するかみやろんさん参加のイヴの時間本と、氏の旧作DVD。
良く覚えてないけど、前回行ったときはたぶん全体回りきれてなかったのだろう、今回行ってほんとオールジャンルなんでもありだなとしかと認識。政治的なのとか、何がしたいのか良くわからんのとか、かなり誰得なのとかとか。
評論系それなりにあって気分盛り上がりましたね。
現地で中身見てよさげだったのを3冊買いました。
WWFさんの「美少女・武器・戦闘現象」、立命館大学メディア芸術研究会「ZINLOSS+」、おたく文化研究会「オタモスフィア Vol.3 特集 けいおん!」、以上。
WWFさん、帰って調べてみたら80年代から活動の老舗批評サークル。原始おたく世代恐るべし。
立命館のは、大学サークル回った中でたぶんほぼ唯一の批評系だったので応援の意も込めて購入。(大学サークルといえば、図らずも我が校のサークル発見、もし誰か知ってる人いたらなんかやなので面々にも本にも目をくれず素通り・・・はは)
で、個人的に嬉しい収穫だったのが最後のけいおん批評本。
こちらも調べてみたらゼロアカ第二関門まで進んだコマダナオキさん主宰のサークルで、しかもはてな民であった。
http://d.hatena.ne.jp/OBK/
しかし、今回の告知もないぐらいのマイペースな活動(でも2006年開設ってかなり古いですね)が伺えるので、記憶にひっかからなかったのも無理ないか、ゼロアカから一度は辿ったとは思うんだけど。
それにしても、真面目なけいおん批評本がほぼ見受けられなかった中でおそらく唯一の、かつ一見して飾り気の無い装丁と中身の硬派さを持っていたこの本に魅かれたのは必然でありましたが、中身も非常に面白かった。
いや、自分自身3月だかにけいおんオフィシャルを覗いて、何か名状しがたいものを感じて以来、アホみたいに思考を費やして今に至るわけですが、なんとか理屈づけたい、肯定したいとモヤモヤしていた気持ちがこの本である程度落ち着いた気がしますね笑
新ターム「澪傾化」、「律はセカイ系」などのくだりには笑った。
いやはや、こういうの応援したいです。
朋友の皆様がたには今度集まる機会で回覧したく存じます。


で、ファイナルクリティカルライドですが、わたくしライダー(加えて戦隊、特撮)の文脈押さえられてないので解らないのはしゃーない・・・今後数年の大きな課題や・・・。
唯一小学生のときにレンタルでブラックRX(でもこれはハッタリ加減が幼心にマジ格好よかった)とリアルタイムでクウガをちょっと観たのみですね。オダギリジョー黒歴史
宮台インタビュー、冒頭の「90年代以降、「最強論客」の一人として論壇に君臨しつづけた社会学者」でまず吹いたが、やっぱり強えーなーと。企画中の本ラインナップ恐ろしい!
決断主義トークラジオAlive3。梅沢さん参加の盤面デザインがいい出来!
しかしなんでCDなのにここまで音質下げる意味あるの。
内容はというと東の予告どおりとんでもなかった。
鈴木さんがマイクに近いのか、申し訳ないけど増して声質が耳障りだった・・・。
取り巻き3人の東センパイに口出しできない感が歯がゆい。
喧嘩してる場合じゃねーだろ!って聴いてて思ったけど最後でまさしく連立の歩み寄りしてたのは笑った。
スレにあった、Alive2の宇野同様、今回はチキの東軍団へのイニシエーションだったとの見方にも笑った。
ともかく、私が学の無さゆえ内容的じゃなく論壇プロレス的に楽しんでるヘタレであるのは確かであります。


で今日はホンのちょっとゴミ片付けたし、布団も干したし、明日からマジで課題の構想練らないとヤバいです。
あうあうあー。