ありゃー加藤和彦・・・

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という心境ですが。


自分語りすると、ポップス人脈ウォッチャーながら加藤氏に関してはそこまで引っ掛かることなく今日まで来まして。
バンド、ソロ仕事でちゃんと聴いたのは数少なく、中三音楽聴き始めの頃、まぁマストアイテムとして「黒船」借りましたね。で、高校で「あの頃、マリー・ローランサン」借りたのと、後は家にあった「パパ・ヘミングウェイ」のLPぐらいという有様。
「あの頃〜」だけは比較的聴いた。これに関してはなんかママレイドラグ参加のカヴァー盤とかあったのは知ってる。特に聴いてたのが「愛したのが百年目」でそんぐらいしか思い出せないんだけども。「パパ〜」は一回聴いてその後再び聴いた記憶がないあたりやっぱり引っ掛からなかったのでしょう。
YMO人脈バックといえどもあんまりアレンジ、歌唱的にスリルが感じられないのが要因か。これ南佳孝さんに関してもそうなんだけども。(初期LP揃っててひととおり聴いたと思うがやっぱり印象変わらず)
数年前紙ジャケ再発があったとき総回覧しよう、と思ったけど結局しなかった。
ので今更ぼちぼち聴きなおしてみるかと。
てかマリー・ローランサンのベース、ウィリー・ウィークスだったんか・・・当時知らねぇよ。

で、そんな私ですが、なにより飯島真理「愛・おぼえていますか」なわけです。
プロトカルチャー音楽文化の最高傑作が加藤和彦によるものであったというね笑
で、飯島真理さん日記。加藤氏への随想。
http://web.me.com/marimusic/web/News/Entries/2009/10/17_Kazuhiko_Kato.html
奇しくも昨日今日とマクロス音楽の総決算ライブだったというね。(マクロスF熱とっくに冷めて以降全然追ってないゆえ失念であった。真理さん一度は観てみたいけどね。にしても自分マクロス7がやっぱり解らないんでこれはきついでしょうね)
(追記:イベントに先立って出たらしい真理さん作曲のアニバーサリーソング聴いてみたら申し訳ないけど寒気がするほど酷かった・・・どうしてこうなった!やはりマクロスはひたすら幻想として付き合っていかねばという気がします・・・)
加藤氏、果たしてその末期の脳裏に「愛おぼ」はよぎったんでしょうか。
日を同じくして、加藤氏の悲劇の裏で、それはもう宇宙レベルの最高の人間賛歌が歌われていたとしたらそりゃ皮肉すぎですよ。
中島愛ちゃんもじきにコメント出すんでしょうか。
しかし真理さん、アメリカ移住後の心性と音楽はやっぱりよく解らないんですけど、小さい頃からほんとに良い音楽に触れていらっしゃるのは確かなんですよねぇ。初期のは一生愛します。



それと、宮崎貴士さんのコメントにうなる。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=323661&log=20091018
mixi日記の方ではもうちょっと長いんですがお見せできないのが残念。



マクロスそして「愛おぼ」、まず(あずまんが説明つけてたけど忘れた、キャラ受容の転換点とかだったかな)おたく史、アニメ表現史におけるメルクマールであるのはもちろん、そして個人的に音楽面では、82〜84年というギリギリな時代の中、ハネケンの劇伴とミンメイソング、「愛おぼ」と「天使の絵の具」そしてうら若き真理さん=ミンメイの同一性といったポップス強度がガッチリ結節してるあたり、ホント奇跡的やなーと思うことしきりであります。
「愛おぼ」ほどの完膚なきロマンティシズムに比類するのはそれ以降のマクロスでも、他のアニメでも感じられないなぁ、僕は。
先日授業で「メガゾーン23」初めて観たけど(例によってラストの歌をバックにした破局シーン)、やっぱり愛おぼの深淵さとは比べようもなかったなー。そもそも音楽がきつかったし。(80年代のダメな方に行っちゃってた。マクロスがこっちに転んでたらと考えると恐ろしい)そもそもがネタの再生産的作品なので仕方ないでしょうけども。
梅津泰臣の仕事は最高だったけど!